平成22年度 美術館・博物館活動基盤整備支援事業「みんなで学ぼう名護・やんばる講座2」

  名護ある記

    安部   我部   宇茂佐









 

1.「美術館・博物館活動基盤整備支援事業」とは

 

博物館と地域コミュニティーが連携し、地域の特色を博物館づくりへ反映させる取り組みを支援する事業です。

  • 地域にある公民館、学校、団体等と連携し、幅広い市民の参画を得ることにより、館外に広範なネットワークを形成し発展させるミュージアム事業。
  • 地域の歴史や文化などの地域資源をテーマとして、その特色や魅力を幅広い市民と共有し、地域の活性化などに貢献するミュージアム事業。
  • 館がその役割をより積極的に果たすために、館の活動を支援する人々やグループなど、地域の人材を育成するミュージアム事業。

 

2.「みんなで学ぼう!名護・やんばる講座2」実施要項

 

(1) 目的
名護市内の3地域を主たる事業実施場所として設定し、各地の住民による手づくりの文化資源アーカイブ化(記録と保存)する枠組みを構築し、それらの利活用を通して地域活性化にむすびつける可能性を探ります。

 

(2) 内容
名護市内にある3地区の公民館を中心に、各地域の風土や歴史・文化を学びあうと同時に、地域に残る写真を収集しデジタル保存及び発表することで、公民館を中心に記録・保存する活動の定着を名護博物館と連係しながら試みます。

  • 地域アルバムづくり……住民宅にある地域の(人や物の)写真を公民館に持ち寄り、それらをコンピューターに取り込んでデジタル保管する。また、集まった写真の展示会を開催する。
  • 集落めぐり……集落内をめぐりながら「地域の宝」を探し、それらの地域資源を記録・評価する。
 

(3) 意義と特徴
 本事業は、名護市内にある3つの公民館と名護博物館が連係し、市民参加のワークショップを行いながら、ITの有効利用や持続可能な活動体制の構築を目指す試みです。
 字単位の暮らしや文化が色濃く残る名護・やんばるでは、字ごとに異なる文化資源の継承が不可欠であるため、博物館は今まで以上に地域との積極的な連携を図り、地域文化の利活用を支援することで新たな活力を生み出す取り組みが求められます。
 本事業は、地域が自らの暮らしと文化を価値づけ、その定着に向けて主体的に取り組む運動をサポートするものです。

 

(4) 期間
 平成22年5月1日(土)~ 平成23年3月15日(火)

 

(5) 事業者
 名護博物館「みんなで学ぼう名護・やんばる講座2」実行委員会事務局
 事務局 名護博物館内 TEL980-53-1342 FAX 0980-53-1362



名護博物館「みんなで学ぼう名護・やんばる講座2」実行委員会事務局