2010年9月7日
安部ある記
台風一過の青空が広がる、絶好のフィールドワーク日和でした!
安部公民館を午前10時に出発して海側の村内(集落)をてくてくてくてく…途中、縁側でくつろいでいるお母さんや散歩中のお父さん、海岸で潮干狩りしているおばあさんとユンタク(おしゃべり)しながらシマ(集落)の暮らしや古い行事のことなどを教えてもらいつつ、てくてくてくてく……いつの間にかお昼時になってしまいました。
午後は、山側をてくてくてくてく…この辺りは、集落発祥にまつわる御嶽(聖地)やカー(泉)、ヒヌカン(火の神)などがある、シマの大切な場所です。
海側から歩いて数分なのに、通りの雰囲気や自然の様相が違うなぁ…などと感じてたら、面白い植物に出会いました!面白いのは見た目ではなく、ザンネンながらこの場では伝えることができない「匂い」です。しかも、沖縄の人に馴染み深い、某ソフトドリンクの匂いにソックリ!ヒントは戦後アメリカから来たノンアルコール飲料…分かるかなぁ~?
夢中になって歩いていると、あっという間に一日が過ぎました。
いつもは素通りする当たり前の風景の中に、よくよく見ると不思議なモノや懐かしいモノがそこかしこにありました。木柱の公街灯、セメント瓦の家、フクギの屋敷林、井戸…いつの間にか街では消えてしまったものが、ここにはまだ残っています。
この日だけではある記足りなかったので、あと数回通うことになりそうです。
大きな地図で見る
|